バレーボールで痛くなった膝に対してリアラインインソールライトを使用し,足底圧測定器で計測してみました
バレーボールをしていて段々と「左膝に痛み」が出てきたというお子さんにリアラインインソールライトを使用しました。
動きを観察すると,スクワット動作で左膝が内側に入る動きが認められ,その原因としては股関節よりも左足アーチの低下によるところが大きいことが分かりました。足底圧分析では,スクワット最深位で左母趾への過剰圧が認められます。
そこで,距骨のはまり込み,立方骨リリースなどを行ってからリアラインインソールライトを靴に挿入し,足底圧測定器でチェックをしました。
下の円は,スクワット動作をしたときの重心の動揺範囲を表しています。赤色:はだし,青色:靴,緑色:リアラインインソールライトを表しています。
緑色のリアラインインソールライトを使用した時の重心移動範囲の円が縦長になっており,これは重心の左右へのブレが少なく,前後の体重移動が大きくなったことを表しているといえます。
膝への負担を少なくするには,股関節の使い方を改善していく必要があり,今後はそのための組織間のリリース,動作学習等をすすめていきたいと思います。