インソール更新研修会に行ってきました。
2015年2月15日にからだ康房で作成しているインソール:FOI(functional orthotics insol)の資格更新研修会に行ってきました。
今回の更新研修会では部分的に持ち上げる部分パーツを使用したインソールの作成ではなく、足裏の形により近づけつつも機能的な動きを導くように各アーチを複合的に仕上げる複合パーツを用いたインソールの作成が要求されました。
その複合パーツの作成がきちんとできているかのチェックをしていただきました。
・母趾球のラインをなぞってみて指が止まることなく流れるように作成できているか、
・踵球ラインはビー玉を転がした時に衝撃を吸収できるようにホールド感のある形が作成できているか、
・足底の腱膜は邪魔しないように適度に抜けているか、
・体重を乗せて行った際に乗り上げる場所がなくスムーズに母趾球方向へ誘導されるかなどなど
細かく言えばきりがないほど。
でも物づくりをするものにとって、理想的な荷重の流れを作る為に細かくこだわりを持って探究できるインソールの奥深さに熱くなります。
足底腱膜の抜き具合などご指摘,ご指導いただきましたが、合格点をいただきほっとしました。
これまで14年このインソールと向き合い続けていますが、満足することなく様々な障害を持った足、様々な靴、様々なスポーツに対応できるよう経験を深めていこうと思っています。
最近の試みとして、インソールのスケッチをフットプリントの上に写し、足の形や荷重の圧を参考にしながらインソールの作成イメージをフットプリントからも吸収し、沢山の情報をインプットできるように情報整理をするようにしています。
今後は足底圧を測る機械なども導入して足の圧がどのように変化して、重心の軌跡がどのように変化したかなども細かくみていきたいなと思っています。
インソール担当:倉地祐里