世田谷区の健康長寿セミナーで「新しい介護予防」のテーマで講師をしてきました
2017年10月11日(水)に世田谷区烏山区民会館で健康長寿セミナー「私のまちでできること,私がまちでできること」が開催され,「新しい介護予防~社会参加と健康長寿~」というテーマで講師をしてきました。

世田谷区の人口は約90万人で,町田市の人口の約2倍。一方で高齢化率はまだ20%なので,町田市の26%と比べると同じ東京でも随分と違うのだなあと思います。ただどこに行っても皆さん,健康で長生きしたいと思うのは一緒ですね。健康長寿の秘訣は,運動×栄養×社会参加という事で,社会参加の重要性をお話しました。
さて,今回のグループワークの内容は,「自分も元気になって地域のために自分たちが何が出来るか」というものでした。最初は自分が元気になるだけで精一杯だという声があちこちで聞かれていましたが,次第にこんなこともこんなこともできるのではないかと意見が次々に出てきました。

グループワークが終わった後は,各グループの発表。見守り活動から,料理の得意?な男性からは「ラーメンなら作れる」「それなら味見にいく手伝いができる」など面白い意見も出てきました。

このグループワークで出た活動をどのように実際に行動に落とし込んでいくか、ここはグループワーク自体の大きな課題だと思いますが,セミナー終了後には住民の方が主体的に地域の担い手となっている「支えあいサービス」「地域デイサービス」の見学に申し込まれている方々がいらっしゃり,世田谷区のこのアクションのきっかけを大事にするクロージングがとても素晴らしいと思いました。
参加者の方から「今日は健康でいるために良い運動のやり方とかを聞きにきたつもりだったけど,こういう話し合いはやった方がいいよね。」「こういう会はすごくいいからもっと上手に広報した方がいい」などの声がありました。
皆さん地域のために貢献したいという想いをもっていらっしゃることがよく伝わってきました。このような想いを持っている方が地域に増えていくことが「安心して暮らしやすい町」を作っていくための大きなポイントだと思います。
ご参加頂いた皆様活発な討議ありがとうございました。