東京都地域リハビリテーション人材育成現任者研修で講師をしてきました

2017年12月9日(土)に新宿で平成29度東京都地域リハビリテーション人材育成現任者研修が開催され,講師をしてきました。


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私が担当したコマは「介護予防の担い手とその支援者による実践報告」で,私が介護予防の分野で経験してきたことや気づいたことを伝えて欲しいとの依頼でした。ということでこの10年の経験から,身体機能面の指導は当たり前で,その根底に「想いを共有する」という考え方を持っていることが大切だということを伝えることにしました。


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介護予防の分野で仕事をしはじめた時は,これからの社会を創っていくために「介護予防を核とした町づくりをしていこう!」と,まずは身体機能を上げるためにはどんなことをしたら良いかそれを一生懸命考えていました。

 

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あれから10年・・・,今は住民の主体性を引き出す「やりたい」を引き出すにはどうしたら良いかを特に意識するようになってきました。運動機能を改善する方法を学んだ時に,知識を身につけた時に,それを活かすためのものをきちんと分かっていた方が良いということに気が付きました。


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それが見事にマッチしたのが,町田市と一緒に取組はじめた町トレプロジェクトです。「町トレは1回30分の運動を週に1回集まってやろう」という単純なものですが,そのコンセプトには「自分も仲間も住む町もみんな元気にしよう!」と私たちの想像を超える勢いで町田市で拡がっており,特に後期高齢者の方が多く参加されていることも特徴的だと思います。


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このきっかけではじめると,体力をあげる事だけが目的とならないので運動以外のいろいろな活動がはじまります。こうした活動を週に1回集まってやっていると,人と人とのつながりが自然とできてきます。


今まで道ですれ違っていた人と「こんにちは」の挨拶が始まり,「ここのお店がいいわよ」などという情報の交換もはじまります。更にすすめば,「一緒に熱海に行こうよ」なんて話になって実際に行ったグループもあります。


こんなゆるいつながりが,これからどんどん増えていくことが高齢化社会を支えていくことになると思います。


町田市はこうした週に1回集まる「通いの場」とよばれるものの立ち上げ目標を440か所にしており,2025年までに達成できるといいなと思っています。安心して暮らすことができる町田市になりますように。


研修に参加された皆様,主催された東京都保健福祉局様,ご推薦して下さった東京都理学療法士協会様,ありがとうございました。