前回のコラムで体幹の話をしましたが、その中で腰痛について少しだけ触れたのでも腰痛を分かりやすく書いた「腰痛」という本を紹介します。
腰の痛みを腰痛という一言でいい表しますが、この腰痛を症状別、構造別、疾患別などの括り方を変えてみてみるとそれぞれのカテゴリーでとても多くの枝ができることがわかります。それだけ腰痛というものが捉えることが難しいものであることがわかります。
この本では、その腰痛というものをとても分かりやすく説明しています。例えば、腰痛をカラダを前に曲げると痛いのか、後ろに反らすと痛いのかというパターンで大きく分け、それぞれのパターンに対してその特徴や対処方法をイラストつきで紹介しています。
腰痛って何だろうと思う方がとっつきやすい本であり、腰痛の勉強をしはじめた理学療法士や柔道整復師さんなどが知識を整理する教科書のにも役立つと思います。
この著書の一人である蒲田氏は現在大学で教鞭をとりながら、理学療法士として臨床もされていらっしゃり、通常の腰痛関連の書籍とは一味違った身体機能学の視点を盛り込んだ内容となっているのでおもしろいと思います。