腰痛の出る方には、骨盤をうまく動かすことが出来ない場合があります。例えば、反り腰の方は腰を丸めることができなかったり、逆に腰が丸くなっている方は腰を反ることができなかったりするのです。
どうですか?骨盤を動かすことができますか?最初からすぐにはなかなかできないものなので、できない方はそんなに焦らなくても大丈夫ですよ。
そこで、バランスボールを使って骨盤の動きを引き出していきましょう!



写真真ん中:腰を中間の状態です。ボールに座ったときの基本姿勢です。
写真左:腰を丸めている状態です。背中は真っ直ぐ、腰だけを丸めるのがポイントです。
写真右:腰を反らしている状態です。背中は真っ直ぐ、腰だけを反らすのがポイントです。
ここで何をしているのかというと、骨盤だけを動かしているのです。骨盤を動かすというのは、背中の筋肉とお腹の筋肉を交互に使っているのです。
腰痛がある場合は、反り腰の傾向が強い場合もあるし腰が丸くなりすぎになっている場合もあります。反り腰が強い場合の筋肉の状態は、背中の筋肉が硬く伸びにくくなっている可能性があり、逆に腰が丸くなっている場合は、腰の筋肉が伸びてしまって張りがなくなっている場合があります。
つまり、反り腰が強い人は腰を反らすような方向の運動は余り強くしてはいけません。腰を丸めるような動きを意識して行う必要があります。
腰痛を抱える方はこのようにボールを使いながら骨盤を自由に動かすことができるのを目標にしましょう。
お尻でボールを転がすようにしながら行うと骨盤を後ろに傾けたり、前に傾けたりしやすくなります。