

鍛えられる筋肉:ハムストリングス
どんな人に対して?:膝の痛みのある方、膝の不安定性がある方
どんな効果?:膝の痛み、不安定性の解消
太ももの裏の筋肉を鍛えることも大事です。高齢になっても太ももの裏の筋力は比較的保たれるとの報告がありますが、現場でみていると膝の痛みのある方で太ももの裏の筋肉が弱くなっている方も多くいらっしゃいます。
ハムストリングスというのは太ももの内側と外側の筋肉の総称であるので、これを鍛えるにはバランスよく膝を曲げてこないといけないのです。曲げてくるときに、自分の足先が内側を向いて曲げてきているのか外側を向いて曲げてきているのかを注意してみて下さい。真っ直ぐ曲げるようにするのが基本です。
ゴムチューブをベッドなどの端にくくりつけ、足首にゴムチューブをひっかけます。
膝を曲げてくる時に、お腹の力を入れて行うことを忘れないようにしてください。力のない場合や太ももの裏の筋肉をうまく使えない場合は、腰が反ってくることがよくあります。体幹の安定性はこんなところでも欠かせないのです。
この方法はゴムチューブを使って運動をしていますが、足首に重りをつけてやってもOKです。
*PCL(膝後十字靭帯)損傷のある方はこの運動をする際には、専門家のスタッフに必ず相談してから行ってください。また、膝の痛みのある方も一度専門家に相談をされて行って下さい。