ゴルフに必要な回旋を見直してみよう!
レッスンなどでゴルフは左右対象の動きだとよく言われます。その動きの中で、大きな要素を占めるのが回旋という動きです。そしてこの回旋という動きは背骨、肩関節、肩甲骨、骨盤、股関節といったところの組み合わせで可能となるのです。
例えば、ゴルフに必要な股関節の動きは内旋・外旋ともに45度は欲しいところです。女性は内旋という動きが、男性は外旋という動きが比較的大きいのですが、この可動域が減少してくると、いくら股関節で動かそうとしてもそうは簡単に動くようにはなりません。
また、肩甲骨に関しては背骨に引き寄せることができたり、前の方に突き出したりすることができるだけの可動範囲が欲しいところです。(回旋の角度としては、背骨は40度くらいで、腰の骨に関してはほとんど回旋はしないと考えていいくらいです。骨盤も回せてせいぜい30度くらいです。)
この硬くなった関節をそのままにしておいて、それを無理やりスイングしようとするとどうなるのかというと。。。例えば背骨の動きが硬ければ肩関節が過剰に動くようになったり、股関節が硬ければ腰が過剰に動くようになったりとその減少した可動範囲を補うような動きがでて来るのです。これが痛みの始まりといっていいと思います。
それぞれの動く範囲を制限している原因には、関節由来のものであったり、筋肉に代表される軟部組織由来であったりとするので、その原因を見つけて個々に対処(例えばストレッチ)していくことが必要になってきます。