2009年3月2日の朝日新聞の私の視点にこんな記事がありました。
「脳卒中患者 リハビリ医療を奪われた『棄民』」 多田富雄 東京大名誉教授
国が医療費抑制のためにリハビリ日数制限や治療成績による病院への懲罰制を導入してきたために生じている問題です。病院は、収入確保のために治療終了まで重症患者を自院にとどめていく訳にはいかず、患者さんに転院や退院を迫るということがあるようです。
リハビリを受けたいのに受けることができない。病院側ももっとフォローしたいのにできない。国の都合でこんなことが起きるなんてほんとにおかしい事だと感じます。
記事の中にも書いてありましたが、脳卒中のリハビリはデイケアなどの集団体操などでは対応できないものであり、麻痺などの程度により個別に対応する専門的なリハビリが欠かせません。リハビリに関わる理学療法士など専門職は動きを細かく見て、より効率よく、よりスムーズに動くために今ある機能をどうしたらうまく引き出すことができるかを考えています。だからこそ、専門職による個別のリハビリというものはとても大事なものなのです。
私達「からだ康房」は治療後のリハビリでお困りの方をきちんとサポートしていくことができるよう頑張っていきたいと思います。