外反母趾があり、整形外科では2時間以上は歩いてはいけないと言われた方にご来店頂きました。
山登りを趣味とする方で、なんとか山登りを再開できるようにと思いインソールを作成することになりました。
症状としては、外反母趾(右が強い)の他に、歩いていると右足の親指の骨(第Ⅰ中足部骨幹部)が痛くなる、左右ともふくらはぎが張ってくる感じが出るというものでした。
足を観察すると、横アーチが低下しており、外反母趾も進行している状態でした。 横アーチの低下は横アーチ部の皮膚の肥厚から分かります。
フットプリントをみると、右足の横アーチが低下し色が濃くなっているのがわかると思います。また、右側の母趾の内側には強い圧が加わっていることもわかります。
また、足底腱膜の張り具合も強くなっており、インソールを作成していく段階ではこの足底腱膜と反発し合わないように削りを入れていく必要がありました。
動きを観察すると、スクワットをするとアーチが降下し、両膝が内側に入るいわゆる「Knee-in,Toe-out:ニーイン トーアウト」の動きをしていました。
また、右脚でスクワットをすると膝の内側への動きが更に大きくなっていました。このKnee-in Toe-outの動きは外反母趾を強める動きにつながっていくので、インソールでしっかりとコントロールしていく必要があります。
インソールを作成し、「はだし」・「靴」・「インソール」で膝の動きを比較してみました。
靴はトレッキング用のもので底が硬く、しっかりとしているものでしたが、スクワットをした時の膝の動きはこのような靴をはいていてもやはり内側に動いてしまっています。
インソールを使用すると膝の動きがコントロールされ、スクワットをした時に膝と足先の向きが一致するようになっているのが分かります。
片脚のスクワットの場合も、インソールを入れることで膝の動きがコントロールされているのがよく分かります。
このような動きは段差の昇り降り・山登りに必要であり、インソールを入れてコントロールをすれば足元への負担を軽減させることができます。
やりたいことを諦めたりするのではなく、できるだけ自分のしたいことができるよう、からだ康房ではお客様をサポートしていきたいと思います。
(写真の掲載はお客様の了解を得ております。)
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