腰が反っていると腰痛になりやすい?
確かに、腰が反り過ぎていると腰痛になりやすいと言われています。上の写真の場合は、腰が反った状態であり、腰が反り過ぎている状態を腰椎が「前彎(ぜんわん)が強い」といいます。
その理由としては下記のことが考えられています。
①椎間関節への負荷
②関節への過剰な負荷による関節軟骨の変性
③椎間孔や脊柱管の狭窄
①の椎間関節は下記の写真の赤丸で囲った部分のことです。ここは、通常では体重の16%を受けているといわれていますが、前彎が強くなると30%を超えるような負荷がかかるようになってきます。

このような負荷がかかり続けると、関節の軟骨が変性したり、骨が肥大して、椎間孔というところが狭くなってきて、神経を圧迫し、腰痛が生じるわけです。
下の写真の赤丸の部分が椎間孔となります。上の腰椎と下の腰椎の間で孔が形成され、その孔の中から神経の枝が顔をのぞかせているのが分かります。この孔(トンネル)部分が狭窄されてくると、黄色の神経が刺激を受けやすくなるのは想像できますね。

前彎が強くなり、腰痛が生じやすいのは、例えば肥満。お腹が前に出ている状態だと、テコの原理で腰がそりやすくなり、これに加えて体重という負荷が通常より加わる訳ですから、当然関節にかかる負担が大きくなります。
筋膜のバランスの乱れによっても、腰が反っている場合があります。Anatomy Trainのトーマスマイヤーは、体前面の筋膜と後面の筋膜のバランスが崩れている結果、体の各彎曲が崩れてくるといっていますね。
いずれにしろ、この前彎が強くなっている場合は、腰痛を引き起こしやすくなります。
前腕が強い場合でも、関節を安定させることが必要なのか、関節を動かす必要があるのか、筋膜をコントロールする必要があるのかは、人によって様々です。
私達は、理学療法士の視点から、いかに体をバランスよくし、局所に負担をかけないようにしていくか(整体)に力をいれています。
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