扁平足とは、足の土踏まず(内側縦アーチ)が降下して、足裏の接地面積が過度に大きい状態をいいます。

フットプリントを用いた扁平足の判定法ではH-Lineによるものが簡便です。(レントゲンとの相関性がある判定法には、Staheli Index:中足部の幅の後足部の幅に対する比があります)
足の内足部接線と外足部接線の交点と第二趾を結んだ線をH-Lineといい、土踏まずがこれより小指側にあるかないかで扁平足かそうでないかを判定します。


上の図では、左が扁平足の例で右が通常のアーチの場合となっています。扁平足例ではH-Lineより親趾側に少し土踏まずがあるのに対し、通常足ではH-Lineより小趾側に土踏まずがあるのが分かります。
扁平足は、大きく分けて先天性のものと後天性のものとの2種類に分けることができます。
先天的なものとしてはマルファン症候群などによるものがあり、後天的なものとしては靭帯の弛緩性によるものがあげられます。最近の扁平足は後者によるものが多いといわれています。
この足のアーチは生まれたころからはっきりとしているわけではなく、3〜4歳ころまでは足裏の脂肪組織が多いので分かりにくいのですが、成長とともに脂肪組織が少なくなっていき、アーチが分かるようになってきます。( 子供の足の裏はとって柔らかく、触るとプニョプニョしています。)

さて、足のアーチの役割の一つに「歩くときの衝撃吸収」がありますが、扁平足になるとこの衝撃吸収機能が十分に働くことができず、足を通して、膝・股・腰へと衝撃が加わることになり、各部位の痛みを引き起こす事に関与してきます。

扁平足に由来する痛みへの対処法としては、アーチを引き上げる筋力強化(腓骨筋や後脛骨筋など)やインソール(足底板、中敷)を用いることになります。
インソールを作成するにあたっては、単に内側縦アーチをあげると今度は外側への傾斜が強くなりすぎてしまいますので、動きをみながら内装縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチをそれぞれ支えていく必要があります。
インソール作成例について下記をご覧下さい。
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