シンスプリントとは、脛骨過労性骨膜炎(ケイコツカロウセイコツマクエン)といって、スネの下の方の内側に痛みが出て、走ったり、ジャンプしたりすると痛みが出現します。
特に、中学や高校に進学したばかりで、新入生にとって運動量が一気にあがった場合などに頻発します。
シンスプリントは、症状の軽いうちは運動をすれば痛みが消えて、運動後に痛みが再び出てくるという形をとりますが、症状が進行すると、鈍痛が消えず、運動中は常に痛むことになります。
ひどい時は、普通に歩いたり立ち上がったりしても痛みを感じるようになり、疲労骨折につながっていく場合もあります。スポーツをしている人は、痛みを我慢するのではなくて、早期から対処していく事が必要になります。
では、どうしてシンスプリントになるのでしょうか?その原因としては、以下のことが指摘されています。
①【身体の特徴】→扁平足・膝を曲げると膝が内側に入るなど。筋肉が硬くなっている
②【トレーニング内容】→運動量や強度が過度である
③【道具の性質】→路面が硬いとか靴が足にあっていないなど
扁平足の場合は、走ったりする時の衝撃を本来ある足のアーチといわれる土踏まずで吸収することができず、スネの部分に負担がかかりやすいと言われています。
下の写真のように、スクワット姿勢で膝が内側に入る場合は、スネの部分に付いている筋肉が骨の膜を強く引っ張るために炎症が生じやすく、痛みが出てきやすくなります。
また、靴の内側の支えがしっかりしていない靴を使っていても負担がかかりやすくなります。陸上、バスケ、バレー、サッカーなどのスポーツはシンスプリントが発生しやすいと言われています。
【自分でできる対処法】
①アイシング
②ストレッチ
③トレーニング
シンスプリントで痛みが出てきたら、上記の①〜③を行うようにしましょう。
①アイシング
シンスプリントは骨の膜の「炎症」です。ということは、炎症がある時にまずすることといえば、RICE(ライス)処置で。特に「I」のアイシングは練習の後には必須です。15分程、氷を使って患部を冷やしましょう。
②ストレッチ
ふくらはぎの筋肉を柔らかくしましょう。
ⅰ)段差に足の先をひっかけて、踵を下ろしてきます。
ⅱ)ふくらはぎの突っ張り感を感じながら15秒×5回
*足先をまっすぐ前に向ける。
③トレーニング
足の骨を安定させるトレーニングが重要になります。傷めている部位とは違う場所ですが、痛みの軽減につながります。
ⅰ)足の真ん中にゴムチューブをひっかけます。
ⅱ)足を内側に動かし3秒とめて、ゆっくり元の位置に戻します。
*痛みが出る場合は無理をしないようにしましょう。
【インソール】
シンスプリントの場合にはインソールが有用です。内側のアーチを支えてくれるので、脛骨へのストレスが減少し、炎症が治まりやすくなります。もちろんストレッチなどを併用することはとても大切です。
からだ康房のインソールは、アーチの落ち込み具合や、関節のゆるさなどをチェックし、スポーツ動作や歩きなどを見て、インソールの形状を決めていきます。
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