脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)とは中高年によくみられるもので、下図のように腰の神経を通している管(脊柱管)が狭くなってしまうものです。管が狭くなってしまう原因には様々なものがありますが、腰の骨がずれたり、腰の骨に出っ張りができて狭くなってしまうこともあります。
下の図は、腰の骨を真上からみた絵で、正常な脊柱管と比べて関節の変形が起きた場合は脊柱管が狭くなっていることが分かります。

特徴的な症状としては、歩いていると脚にシビレや痛みが出てきて歩く事ができなくなってしまいます。この症状はかがんで休んでいると次第に落ち着いてきて、また歩くことができるようになるのですが、また症状が出てくるといった状態になります。これを間欠性跛行(かんけつせいはこう)といいます。
この脊柱管狭窄症の診断名がつく方の身体の動きをみていると、身体を安定させる筋肉の働きが不十分な場合が多いという印象を受けます。身体各所に硬い部分と不安定な部分とがあると、不安定な部分に力が集中してきます。これが関節の変形につながり、脊柱管を圧迫することになっていきます。
対処としては、身体の硬い部分の柔軟性を改善していくこと、不安定になっている部分を安定させる筋肉をトレーニングしていくことがポイントになります。メチコバールなどのビタミン剤や、電気治療だけではなかなか症状を改善していく事は難しく、脊柱管狭窄症を引き起こしている根本に手をつけていくことが大切です。
トレーニングの一つとしては、ローカルマッスルを鍛えるというものがあります。これは体力がついてから行うものになります。症状に合わせたトレーニングをするためには、理学療法士に相談してから行って下さい。
×:腰が反った状態は負担がかかりやすいので気をつけましょう。
○:背中とお尻のラインが一直線になるように姿勢を整え、おへそをゆっくり腰のほうへ持ち上げ、10秒キープします。
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