町田市南わいわい健康まつりで講演をしてきました
2014年1月25日(土)に町田市つくし野で南わいわい健康まつりが開催され,「ウォーキングはじめるその前に〜やっておきたい身体のメンテナンス〜」というタイトルで講演をしてきました。
講演の前には,参加者全員の膝伸展筋力を測定し,その筋力結果をもとにお話をしました。町田市の筋骨格系の治療費が多摩地域のそれと比較して随分と高い(2011年の国保における一人あたりの治療費)というデータがあり,町田市としては市民に対してこれらのデータを参考に健脚の重要性を謳っています。健脚かどうか膝伸展筋力の結果から自分の状態を把握してもらい,どんな対策をしていけばよいのか知ってもらうことにしました。

膝伸展筋力の測定の結果は,後日集計したところ,半数の方が健脚,半数の方が弱脚という結果になりました。筋力ではありまでんが,筋肉量は50代を過ぎると年に1%低下し,75歳を過ぎると更に減少スピードが加速することを考えると,今からテコ入れしていかないと5年先,10年先,さらには20年先の未来ががみえる方々も少なくありませんでした。
さて,脚力をつけるためにはどうしたらいいのか?ウォーキングすればそれで解決するのかというとそういうわけではありません。ウォーキングは有酸素運動であるため主たる効果は脂肪燃焼などであり,筋力が強化されるわけではありません。筋力を強化するためには筋力を強化するための手法を用いる必要があります。
では,筋力トレーニングをすぐに始めれば良いのかというと,身体がトレーニングをする環境でないと筋トレの効果もでにくくなってしまうのです。どういうことかというと,一つに背骨の柔軟性があるかないかということです。背骨の柔軟性があれば筋力発揮も思うようにできるのですが,背骨に柔軟性がないとパワーを出そうと思ってもうまくだせないというメカニズムがあるのです(Spine Dynamics療法)。下の写真は背骨を車のサスペンションに例えて話をしているところです。

実際に背骨の動きを改善させて,どのくらい身体に変化が生じるか参加者の皆さんで体操をし体験してもらいました。8割ぐらいの方が背骨に柔軟性が必要なことを体感できたようです。
また,背骨だけでなく,ウォーキングする際に膝関節などに負担がかからないようにする関節のケアの方法も練習しました。
講演1時間の中でいろいろお話させて頂きましたが,内容としては「身体のメンテナンスをしていくとが豊かな人生を送るために必要ですよ」ということでした。知っていれば加齢と共に傷むといわれる関節を守ることができます。今日の内容が頭のどこかに残って活用して頂ければと思います。
講演会を企画して下さいました健康推進員の皆様,町田市健康課の皆様ありがとうございました。また,ご多用の中,ご参加頂きました皆様ありがとうございました。
私の地域でも講師を呼びたいという方、お気軽にご連絡下さい。地域の商店街、学校関係者、地域サークル、スポーツ団体の方々、膝の痛み・腰の痛み・肩の痛み・介護予防・スポーツ障害予防など、皆様のご要望にお答えしていきたいと思います。
お問い合わせは「町田健康サポート」まで
TEL:042-799-2526(からだ康房内)又はコチラでどうぞ!
