アキレス腱炎はアキレス腱の炎症で、オーバーユースなどにより引き起こされると言われており、スポーツによるケガの中でも比較的よくみられるものです。
このアキレス腱炎は、ひどくなるとアキレス腱に裂け目が生じてきて、ある時突然「バチン」という音とともに「アキレス腱断裂」につながる可能性があります。
アキレス腱は、足首のうしろにあり、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋:腓腹筋とヒラメ筋)が踵の骨に付く場所にあります。
アキレス腱炎になる原因には大きく2つあるといわれており、一つは柔軟性の低下、もう一つは足部の過回内と言われています。
ふくらはぎの筋肉の柔軟性低下をみる一つの方法として、足首がどのくらい動くかをみるといいでしょう。
膝を真っ直ぐ伸ばした状態で足首を起こし、その時15度動けば正常可動域(日本整形外科学会)があると判断できます。
もし可動範囲が15度未満であり、ふくらはぎの筋肉が強く張る感じがあれば、ふくらはぎの筋肉を柔らかくする必要があります。 (関節が硬くて足首が起きない場合もあります。この時は関節を動かすことが必要です。)
2つ目の足部の過回内とは、足のアーチの低下や、膝が内側に入ることにより、踵の骨が内側に過剰に傾くことをいいます。

これにより、アキレス腱の内側に過剰な負担がかかり、アキレス腱に炎症が生じるといわれています。
アキレス腱炎の症状は、アキレス腱が踵の骨に付く部分に痛みが出現します。休んでいて動き始める時に痛む場合や、走ったりジャンプしたりすると痛む場合もあります。
このアキレス腱の痛み、もう少し細かくみるとアキレス腱の中央部が痛かったり、アキレス腱の内側が痛かったり、外側が痛かったりと人によって痛みの部位が異なっていることが分かります。
では、アキレス腱炎に対してどんな対処をしていったらよいのかというと、
①ふくらはぎのストレッチ
②休息
②インソールの活用
③薬物治療
①ふくらはぎのストレッチ:運動を始める前、終わった後にはふくらはぎのストレッチを必ずいれるようにします。ふくらはぎ筋肉をよく使うスポーツをする人は特に念入りにするのがよいでしょう。
②休息:アキレス腱炎は組織の炎症です。炎症に対するアプローチの一つである休息(Rest)をしましょう。炎症の強い時期には、患部を休ませることも治療の大切な手段となります。
③インソールの活用:アキレス腱炎の原因となる踵の回内をコントロールする必要があります。どの程度回内をコントロールするかは、足部の動きや膝の動き、スポーツ特性を踏まえて決める必要があります。

④薬物療法:病院に行き、医師の判断により炎症を抑える薬が処方されます。
当店では、インソールによる対処を得意としています。アキレス腱炎の方へ作成したインソールの結果はこちらからご覧下さい。
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