外反母趾の角度−hallux valgus angle−
整形外科的には外反母趾の程度を評価する方法として以下のような計測が用いられます。
<X線学的計測角>
①外反母趾角(Hallux vaigus angle:HV角)
母趾基節骨骨軸と第1中足骨骨軸のなす角度で、母趾の外反変形の程度を評価する。
正常値:9〜15°
軽症 :20°未満
中等症:20°〜40°
重症 :40°以上
②第1・2中足骨間角(First‐second intermetatarsal angle:M1/2)
第1中足骨軸と第2中足骨骨軸のなす角度で、第1中足骨内反の程度を示す。
正常値:6°〜9°
③第1・5中足骨間角(First‐fifth intermetatarsal angle:M1/5)
第1中足骨軸と第5中足骨軸のなす角度で、前足部の開張度の指標である。
正常値:25°
異常値:30°以上
「HV角とM1/2角は強い相関関係を示し、非荷重時と比較すると荷重時にはHV角,M1/2角ともに増大し、変形を増強することになる。また外反母趾の多くは扁平足や開張足を伴うものが多いが、この開張度を評価するのがM1/5角である。」
④種子骨偏位度
第1中足骨頭下に存在する2つの種子骨の偏位量も外反母趾の程度を評価する指標として用いられる。
Ⅰ度:種子骨の位置は正常あるいは軽度外側へ偏位している。
Ⅱ度:内側種子骨が第1中足骨頭下面の稜の下にある。
Ⅲ度:内側種子骨が稜を越えている。
外反母趾は進行が進むと,予防や改善が難しくなります。外反母趾への対応は早めにすることをお勧めします。
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