インソールによる身体のバランスのブレがどのようにコントロールされるかを重心動揺計を使用してみてみました。(重心動揺計は明大前整形外科クリニック様のご協力を頂いて測定させて頂きました。)
靴を履いた状態でまず両足で10回スクワットをした時の重心の変化をみました。インソールなしでは、重心が左に偏り、指先に力が入ってしまっているのが分かります。オーダーメイドインソールを使用すると、重心が左右の足の中心にきて偏りがない状態になっています。
次に、靴を履いたままで左片足立ちスクワットを5回行いました。インソールなしでは、前方への過剰な力がかかっていますが、オーダーメイドインソールを使用した場合では、重心の前後方向の大きな乱れはなくなり、安定した片足スクワットができるようになっています。
右足でも同様に行ってみました。右足でもオーダーメイドインソールを使用すると前後方向の重心の偏移量は少なくなり、安定してスクワットが出来るようになっています。
重心を安定させることは、歩くことにおいても多くのスポーツ動作においても大事なことです。足元が乱れると、運動連鎖といってその上にある膝関節、股関節、体幹にまで影響を及ぼすことになります。
インソールの効果は驚きですね!こうした変化を目で確かめると一目瞭然ですね。明大前整形外科のスタッフの皆様ありがとうございました。
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町田市からだ康房で作成している膝の痛みに対する靴の中敷
Kさん:右足での裸足とインソール使用時でのスクワット比較〜その3〜
Kさんの右足の動きを動画で撮影しました。裸足での右片脚スクワットとインソールを使用しての右片脚スクワットを比較しています。
3回膝を曲げていますが、2回目の時の膝のブレが大きく目立ちます。
右脚インソール使用スクワット
3回膝を曲げていますが、膝のブレの程度がコントロールされていることが分かります。
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町田市からだ康房で作成している膝痛に対するインソール
Kさん:左足での裸足とインソール使用時でのスクワット比較:その2
膝痛のあるKさんの足の動きを動画で撮影しました。裸足での片脚スクワットとインソールを使用しての片脚スクワットを比較しています。
左片脚裸足スクワット裸足でのすくわっとでは、膝を曲げていくと膝が左右に大きくブレるのが分かります。 3回目のスクワットでは膝が内側に大きく入るのが観察できます。
左片脚インソール使用スクワット
インソールを使用した時は、裸足の時よりも膝の左右の動きがコントロールされているのが分かります。インソールを使用すると足の動きだけでなく、膝の動きや股関節の動きまでコントロールしていくことができます。(もちろん、万能ではないので、同時にストレッチや筋力トレーニングをしていくことが必要となります)
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Kさんの足の状態
Kさんは現在31歳、学生の頃から運動をすることが好きでしたが、次第に膝の痛みが気になるようになってきたということです。最近では運動をしなくても、仕事で長時間歩くと膝の内側にチクチクとした感じがでるようです。Kさんは今後の事も考えて、靴にインソールを入れる事を希望されています。
関節可動域
左 | 右 | ||
足関節 | 背屈(膝伸展位) | 15° | 12° |
(膝屈曲位) | 22° | 25° | |
底屈 | 45° | 48° | |
下腿前傾角 |
筋力テスト
左 | 右 | ||
足関節 | 前脛骨筋 | 5- | 5 |
後脛骨筋 | 5 | 5 | |
短腓骨筋 | 4+ | 5 | |
長腓骨筋 | 4+ | 5- | |
腓腹筋 | 5 | 5 | |
ヒラメ筋 | 5- | 5 |
関節不安定性
左 | 右 | ||
足関節 | 内反 | + | − |
前方引き出しテスト | + | − | |
第5中足骨不安定性テスト | + | − |
アライメント
内側縦アーチ: 右;前〜中足部↓,左;中〜後足部↓
外側縦アーチ: 左足↓,左外側荷重+
横アーチ : 両側↓,ウィンドラス↓(左>右)
外反母趾 : 両側やや+
内反小趾 : 両側やや+
踵骨 : 右回外→Neutral,左やや回外→回内
スクワット : 左knee-in,toe-out (右骨盤↑,体幹左傾斜)
右knee-neutral,toe-out
カーフレイズ : 外側荷重(左>右)
その他 : 左脛骨内彎↑,O脚+(3横指)
Kさんは左足に関しては、3回くらい捻挫をしたことがあり、足部の不安定テストを確認しても、右足に比較し、不安定性があることが分かります。また筋力に関しても左足の方が全体的に筋力が低下しており、アーチも崩れやすく、内側縦アーチ,横アーチ・外側縦アーチすべてにおいてアーチ降下を認めています。
Kさんの訴えとしては、
・長距離歩行での左膝の内側の痛み
・足底の足趾の付け根部分(中足趾節間関節:MP.j)の痛み(左>右)
ということです。
⇒左膝に関しては、脛骨内彎といって、膝から下の骨が彎曲した状態が見られます。そういった彎曲の進行を防ぐためにも外側縦アーチの支えが必要と思います。
⇒MP.jの痛みは足趾のウィンドラス機構といって足趾が伸展するときに足底腱膜を巻き上げることによって起こるアーチの上昇機構があるのですが、そのウィンドラスの機構の低下があることが原因と思われます。横アーチを支えることも重要です。
すべてのアーチを支えまがら、左の外側縦アーチをしっかりさせること、横アーチをきかせることでMP.jへの圧を分散させることなどを念頭におきながらインソールを作成していきます。
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